本記事ではシュラスコやブラジル料理において「ブラジル 肉 部位 名前 読み方」に関する疑問をすべて解消します。人気の部位から隠れた名品まで、名前・発音・英語表記・特徴を網羅しました。肉の切り方、使い方、風味の違いまで理解できれば、ブラジルのグリル文化を心から楽しめます。初心者からマニアまで満足できる内容です。
ブラジル 肉 部位 名前 読み方:代表的な牛肉の部位一覧と発音
ブラジルでは牛肉の部位が非常に多様で、それぞれ名前(ポルトガル語)と読み方があります。代表的なものを以下に挙げ、その特徴や読み方について詳しく解説します。最新情報を元に、通じやすい呼び方も紹介します。
Picanha(ピカーニャ)
Picanhaはブラジルグリルの代表的な部位で、英語ではrump capやtop sirloin capと呼ばれます。読み方は「ピカーニャ」で、ポルトガル語の「nh」は日本語の「にゃ」に近い音です。肉は厚みがあり脂身が豊富で、外側に焼き色をつけ内部はジューシーに保つのが一般的です。
Alcatra(アルカトラ)
Alcatraは主にシンプルなサーロイン肉の一種で、英語だとtop sirloinに相当します。読み方は「アルカトラ」。比較的柔らかく、脂と赤身のバランスが良いため、ローストやステーキに適しています。シュラスコでも欠かせない高級部位です。
Fraldinha(フラジーニャ)
Fraldinhaは英語ではflank steakかflap steakとして紹介される部位です。読み方は「フラジーニャ」。名前は「小さなエプロン(フラルダ)」の意味からきており、部位は腹側の少し外側、繊維質が強く焼き方で風味が大きく変わる肉です。炭火で強火で焼くのが定番。
Maminha(マミーニャ)
Maminhaはbottom sirloinにあたり、三角形に近い形をした柔らかくジューシーな部位です。読み方は「マミーニャ」。中心部の赤身部分はもちろん、程よい脂もありシュラスコでは後半で登場することが多いです。薄切りまたはスライスして提供されます。
Filé mignon(フィレ ミニョン)
Filé mignonは英語のtenderloinと同じで、牛の腰から内側に位置する最も柔らかい部位です。読み方は「フィレ ミニョン」。脂肪や繊維が少なく、とても柔らかいため高価ですが、繊細な味わいが楽しめます。ステーキに人気。
Costela(コステーラ)
Costelaは英語でribsまたはbeef ribsにあたる部位です。読み方は「コステーラ」。骨付き肉で脂がのり、煮込み・燻製・炭火焼きなど多彩な調理法が向いています。長時間かけて火を通すと柔らかい食感になります。
Cupim(クピン)
Cupimはブラジル特有の部位で、bulky hump muscle(こぶ肉)とも呼ばれるものです。読み方は「クピン」。ブラジル牛(特にゼブ牛など)の腰部にある脂肪を含むこぶ肉で、非常に脂が多く風味が強いため、火の通し方が重要です。スモークや低温でじっくり焼くと極旨になります。
部位の英語表記と日本語での呼び方の対比と使い道

ブラジルの部位名を知っているだけでは足りません。それが日本でどのように呼ばれ、どの用途に向くかも把握することでグリルや料理の幅が広がります。英語表記との対応、日本語での一般的な名称、それぞれの特徴について比較表で整理します。
| 部位名(ポルトガル語) | 英語表記 | 日本語呼称 | 特徴・調理法 | |
|---|---|---|---|---|
| Picanha | Rump cap / Sirloin cap | ピカーニャ | 脂肪層が外側にあり、香ばしく焼いて中はレアまたはミディアムで提供される | |
| Alcatra | Top Sirloin | アルカトラ | 肉質柔らかくステーキやローストに向く | |
| Fraldinha | Flank Steak / Flap</ | フラジーニャ | 繊維質が多く味が濃い。薄切りや強火で炙るのに向く | |
| Maminha | Tri-tip / Bottom Sirloin | マミーニャ | ジューシーで甘みがあり、後半のシュラスコで人気 | |
| Filé mignon | Tenderloin | フィレ ミニョン | 最も柔らかくステーキ用、濃厚なソースにも合う | |
| Costela | Ribs | コステーラ | 骨付き肉で深い旨味。煮込みや燻製、長時間焼くと良い | |
| Cupim | Hump Muscle | クピン | 脂肪が豊富で火の通し方に工夫が必要。ブラジル南部で伝統的 |
その他の牛肉部位:熟知しておくと便利な名称と発音
シュラスコ以外や家庭料理で使われる部位にも個性豊かな名前があります。ここでは代表的なものを紹介し、料理用途や発音を押さえましょう。部位ごとの独特な質感も知ることで料理の可能性が広がります。
Acém(アシェン)
Acémは英語ではchuckに相当し、肩まわりの部位です。読み方は「アシェン」。繊維質で少し固めですが、煮込み料理に最適で、引き締まった味わいと旨味が強く出る部位です。ミンチにすることも多いです。
Coxão mole(コサォ モーリ)と Coxão duro(コサォ ドゥーロ)
Coxão moleは英語でtop roundなど、比較的柔らかいラン系の部位です。読み方は「コサォ モーリ」。一方、Coxão duroはbottom roundあるいはround steakのひとつで、固めで味が濃く、長時間の調理に向いています。読み方は「コサォ ドゥーロ」。どちらも薄切りかローストに向きます。
Lagarto(ラガルト)
Lagartoは日本語で「ラガルト」と読み、訳すると“トカゲ”の意味も含めた名称です。英語ではeye of roundなどにあたり、形状が細長く繊維質が感じられる部位です。スライスして焼くか、薄めに切って炒め物に使われることが多いです。
Patinho(パチーニョ)
Patinhoは英語でknuckleやheel when butchered、またはbottom roundの一部とされます。発音は「パチーニョ」。脂肪が少なく赤身が主で、ダイエットやあっさりした味が好みの人に人気です。煮込みや薄切りステーキで美味しさが映えます。
Pescoço(ペスコッソ)
Pescoçoは英語ではneckと訳される部位です。読み方は「ペスコッソ」。首にあたる部分で繊維質やコラーゲンが多いためスープや煮込みに使われます。火を通す時間を長く取ることで柔らかくなります。
Peito(ペイト)
Peitoは英語のbrisketにあたり、胸肉もしくは胸部の下側部分です。読み方は「ペイト」。肉質は厚く、脂肪と繊維が豊富。燻製や長時間の炭火焼きに向いており、ブラジル南部では定番の部位です。
発音のポイント:ポルトガル語表記と読む際の注意点
ポルトガル語で肉部位を正しく読むためには、発音のルールを押さえておくとコミュニケーションに役立ちます。特にブラジルアクセントで通じやすい読み方や独特の音の違いを学びましょう。最新の発音ガイドに基づく説明を以下にまとめます。
nh の発音
「nh」は日本語の「にゃ」に近い音で、Picanha(ピカーニャ)、Maminha(マミーニャ)などに使われます。英語の「ny」のような音ではなく、舌を歯の後ろに軽く当てるようにしながら発音するのが自然です。
lh の発音
「lh」は「リャ」に近い音になります。Alcatra のような単語では「アルカトラ」の t の後に軽く l を感じ、「ラ」が少し強くなるようになります。日本語でいうと「リャ」「ラ」の間くらいの音が近いです。
アクセントの置き方
ポルトガル語では多くの場合、最後から数えて第2音節にアクセントがあることが多いです。たとえば Contrafilé は「コン・トラ・フィレ」の「レ」にアクセント、「filé」は「フィレ」で「レ」が強くなります。また、「é」は閉音で「エー」のように発音されます。
母音の発音と鼻母音
「ã」「õ」などの鼻母音は鼻に抜ける音で、「picanha」の「ã」は軽く鼻に抜ける発音になります。日本語には同じ音はありませんが、「ン」に近いニュアンスを意識すると良いでしょう。
シュラスコでの部位の選び方と焼き方のコツ
シュラスコはただ焼くことではなく、部位ごとの特徴を活かして調理することが重要です。肉の厚み、脂の入り方、繊維の向きなどを見て、焼き具合や下ごしらえを最適にすることで本格的な味になります。ここでは選び方と焼き方のコツを紹介します。
脂の入り具合とマーブル
脂(マーブル)が豊かな部位は強火で表面をカリッと焼いて中をミディアムレアにすると美味しさが引き立ちます。ピカーニャやコステーラなどがこの種類です。逆にアセーやペイトなど脂が少ない部位はマリネや下味をつけたり、低温調理やスライスして味を吸わせることで風味が増します。
繊維の方向に注意して切る
フラジーニャやペスコッソのような繊維質が強い部位は、繊維に対して直角に切ることで柔らかく感じられます。焼いた後にもその方向を考えてカットすることで口当たりが良くなります。シュラスコではサーヴ時にこの切り方がこだわられます。
火力と調理時間のバランス
強火で一気に焼く部位(例えばピカーニャやアルカトラ)は炭火の直火や高温グリルが向きます。一方、コステーラやペイトなどは低温から中温で時間をかけてじっくり火を通す方が芯まで柔らかくジューシーになります。焼き過ぎると固くなるので注意が必要です。
塩や調味のタイミング
ブラジルシュラスコでは粗塩(sal grosso)を使うことが多く、焼く前または途中に塩をまぶすことが一般的です。フィレ ミニョンのような柔らかい部位には、焼く直前に塩と軽く胡椒を。脂の多いピカーニャには焼き始めに塩を振り、脂が溶け出した頃に味を整えると良いです。
ブラジル肉部位の語源や地域差:名前の背景と地方での呼び方
部位名には歴史的背景や地域差が反映されています。ブラジルの広大さと多様な文化圏により、同じ部位でも呼び方が異なることがあります。語源・地域差を理解することで、ローカルの名店や市場で注文する際に役立ちます。
Picanhaの語源
Picanhaは元々スペインやポルトガルの牧童が使っていた「picana」という牛追い竿に由来するという説があります。牛を追う際にその「ピカナ」で突く部分がこの部位の位置に近いことが名前の由来とされます。このような歴史は肉文化がどのように形作られてきたかを示しています。
地方による部位名の違い
ブラジル南部・南東部・北東部など地域によって、アルカトラの範囲や使われ方が異なります。同じ名称でも部位の厚さや脂のつき方が変わることがあるため、地元の精肉店で肉を買う際は切り方を見せてもらうと安心です。地域の肉屋やシュラスカリアでの言語も覚えておくとよいでしょう。
輸出向け名称と国際表現
ブラジル肉は輸出が盛んで、英語表記でのカット名がラベルに使われることがあります。これにより、Picanha=Sirloin cap、Contrafilé=Strip steak/Sirloin stripなどの対応表が国際的に使われています。国際的なバイヤーやショッピングで役立つ知識です。
混同しやすい名称と誤解を避けるポイント
たとえば Contrafilé と Alcatra の違いや、Coxão mole と Coxão duro の混同、あるいは Fraldinha と Vazio の重なりなどがあります。名称だけで判断せず、形や位置、脂の量、部位の厚さなど実物を確認することが間違いを減らします。
まとめ
この記事ではシュラスコを楽しむ上で不可欠な「ブラジル 肉 部位 名前 読み方」について、代表的部位の名前・発音・英語対応・特徴を網羅しました。PicanhaやFraldinhaなどを正しく発音し、部位の特徴を理解することでグリルでの調理やオーダーが格段にスムーズになります。
また部位選び、切り方、火力調整など焼き方のコツも把握できたかと思います。歴史や地域差を知ることでより文化的な理解も深まり、市場や精肉店での注文にも自信がつきます。次回のシュラスコでは是非これらの知識を活かして、肉の味を十二分に楽しんでください。
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