一年に一度の大泉町のビッグイベントといえば、やっぱり「大泉まつり」。キモビッグではポル語サロンの課外授業ということで、生徒のみなさんを連れて群馬県大泉町の大泉まつりへやってきました。
参加者はなんと25名!ポル語講師の方はブラジル人を含めて5名も引率してくれたので、なんとも有意義な課外授業となりそうです。
電車にゆられ約2時間、現地メンバーも西小泉駅で合流し、まずはブラジルピザを食べに行きます。ブラジルといえばシュハスコですが、シュハスコを食べ飽きている参加者は、マニアックに「ブラジルピザ」を攻めます。ブラジル人に大人気のサンパウロのピザを食べさせてくれる「Mr. Pizza」のRODIZIO(食べ放題)に行きました。
ピザ屋は西小泉駅から少し遠いのですが、お店の方が車3台で迎えに来てくれるというありえない親切っぷり!
ブラジルのピザは薄めの生地にたっぷりのトッピングが特徴で、今回食べ放題は10種類。
カトゥピリチーズ&チキン、モッツァレラ&パウミット、ポルトゲーザetc・・・
他、焼バナナ&シナモン&チーズと、ロミオとジュリエット(ゴイアバーダ&チーズ)のデザートピザまでいただきました。豊富なチーズと大量のトッピングに軽めの生地。うーん、デリシオーゾ!サンパウロで最も多いレストランはブラジル料理屋でなく、ピザ屋というのも納得!大泉町にきたらブラジルピザ、ぜひお試しあれ。
ピザ屋のみなさんにブラジリアンルート354まで送っていただき(何から何までありがとうございました)、いよいよお散歩でブラジルストア巡り。大泉にはスーパーが何件もありますが、ブラジル豆の量り売りや、スナック菓子の掴み取り、ダイナミックな肉の塊、見慣れないブラジル野菜などを手にとって、参加者は大はしゃぎです。
洋服屋などもまわり、キワどいランジェリーや香り高いブラジルコスメを嗅いで、お店の方からブラジル人女性の美しさのあり方を学びました。別のお店ではサッカーチームのキャップの購入を巡りサンパウリーノとコリンチアーノがあやうく喧嘩になりそうでおもしろかったのですが、ランショネッチでドリンクタイムをし、クールダウン。ひとまず休憩。やはり群馬は暑い!
アサイアイスや、クプアスジュース、搾りたてのオレンジジュースや生ビールで体をキリっと冷やし、ブラジル人講師のポル語を聞きながら、大泉の街を駅に向かって歩いていたら「フィーバーフィーバー」という独特な山車のお囃子が聞こえ、急に日本の夏を感じます。やばいやばい、ここニッポンだったね。
どんどん進んでいくとベース音が地響きのようにうなるブラジルクラブのブースがあるかと思えば、焼きまんじゅうと国際電話の広告のコラボを発見したりと、大泉らしさを実感できるのがこの大泉まつり。やはり楽しい。
やっとやっと辿り着いた目的地の円形広場ではカイピリーニャとカショーホ・ケンチ(ブラジルのホットドック)を頬張り、もう、気分はブラジル。
街の匂いも、聞こえてくる外国語も、熱い夏の夜も、パゴーヂのリズムに刻まれた今宵の課外授業はなんともいえない不思議な空間でした。東京に戻る電車の中で、大泉のブラジルにすでにサウダーヂを覚えた参加者たちなのでした。