6/20(金)日伯芸術音楽協会でヴァイオリン講座を受講中の日系ブラジル人の生徒さんたち、同団体代表の木下ラファエル氏とともに、ブラジルタウン大泉町と程近い群馬県館林美術館にて「ブラジル日系人画家」の大コレクション展を観に行きました。観覧後は今回の展示会に誘ってくださったリカルド赤川コレクション巡回展実行委員会代表の栗田政彦氏のお話を聞くことができました。
このコレクションは40人余の日系人画家と65点の作品からなり、ブラジル移民で初めて芸術活動に専念したといわれる半田知雄から、世界的作家の間部学そして現在ニューヨーク等で活躍する日系3世オスカール大岩まで、コレクションとしては、時代と作家をほぼ網羅した他に類を見ないものと言われているそうです。日系ブラジル人画家の作品はブラジル現代美術の歴史の一部を代表しているだけでなく、日系芸術家としての世界への発信にも大きく貢献しているということで、観ていてもその素晴らしく力強い作品に心を奪われました。
今回の美術品の数々は、栗田氏の長年の友人であるサンパウロ在住のリカルド・タケシ・赤川氏が2008年の移民100周年を祝して、ブラジルへの移民出発地でもある神戸の兵庫県立美術館に寄贈されたそうです。関東で初めての巡回展なので、群馬に住む日系ブラジル人の皆様、彼らと共に暮らす地域の日本人のみんなにも、農園での仕事の傍らで絵を描き続け世界に羽ばたいた祖先の存在を知る良い機会ですのでぜひ足を運んでいただければと思います!!
そして何より驚いたのは館林美術館の空間の美しさ。お散歩コースとしても、オススメです。
1 会期
平成26年4月26日(土)~平成26年6月29日(日)
2 休館日
毎週月曜日(5月5日(月・祝)は開館)、5月7日(水)
3 会場
群馬県立館林美術館
4 開館時間
午前9時30分~午後5時 (入館は4時30分まで)
5 観覧料
一般 600(480)円、大高生 300(240)円、中学生以下無料、( )内は20名以上の団体割引料金
館林美術館企画展示「陽光の大地」(館林美術館)
http://www.pref.gunma.jp/houdou/c4300178.html