KIMOBIG BRASILの通訳案内士(ポルトガル語)試験合格を目指す「お受験クラス」は普段は港区の公共施設の学習室に集まり、文法や日本の地理や歴史を学んでいます。
勉強会の参加者に本職が観光バスガイドの人がおり、彼女も通訳案内士試験合格を目指しています。そこで今回は学習室を飛び出して、実際のガイドはどうやるのかを彼女に見せてもらうことにし、浅草ウォーキングツアーを計画しました。体裁を出来るだけ本物のツアーに近づけるべく、ツアーの添乗員さんが持って歩く籏竿まで準備して、浅草文化観光センターに集合しました。
本職の案内で雷門からウォーキングツアーがスタート。浅草寺の歴史や建造物について本職のガイドさんから説明を受けながら歩いてみると修学旅行で東京見物に来たような感覚になり、周りの景色がまるで違って見えてきます。
人混みを避けて集まって説明出来る場所や浅草のお勧めスポットを教えてもらいました。年号や人名などの細かい説明は日本人でも真面目に聞く人は少ないこと、仲見世で買い物をする時間を出来るだけ多く取ること、仲見世ではツアーの列がバラバラになって必ず行方不明者が出るので集合場所と時間を参加者に伝え「放し飼い」にするのが案内のポイントだそうです。
主催者の感想として、今回のウォーキングツアーのために作ったポルトガル語ガイディング用の台本(分かり易く言うとカンニングペーパー)をあまり使わなかったことが反省点です。次回は台本の内容をパワーアップして参加者全員でポルトガル語の案内文を読みながら実際に浅草を案内して歩いてみたいと思います。ブラジルの小旗を目印に歩いていたので、お店の人が勝手にブラジル人のツアー団体と勘違いしてくれて私たちの日本語が上手だと褒められるハプニングもありました。
【お受験クラスからのお知らせ】
2014/2/20(金) 「外国語でおもてなし(ポルトガル語編) 」
KIMOBIGお受験クラスが港区とコラボで体験講座開催 申込みスタート!
http://kimobig.jp/info/812063
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通訳案内士(つうやくあんないし。英語 Licenced guide)とは:
観光庁長官が実施する国家試験「通訳案内士試験」に合格して、通訳案内士として登録した者のみが従事でき、観光客に対して外国語通訳及び観光案内を行って報酬を得る職業。外国観光客相手のプロの観光ガイドのこと。
報酬を得て外国人に付き添い外国語を用い旅行案内をすることは、通訳案内士法により、資格を得た上で、都道府県に登録する事が義務付けられている。違反すれば通訳案内士法の規定により罰せられる。たとえ時給によるアルバイトであっても、無資格者が報酬を得て外国人の観光案内業務を行うことは出来ない。(Wikipedia)