6月に植えた稲が収穫時期を迎えたというので、富士宮のこんぺいとう農園を再訪してきました。田植えのときは、これが本当に成長するのかなぁ、と心配になるくらいひょろひょろだったのに、いざ農園に到着してみると黄金色の穂が垂れ下がる立派な姿に変身している!土と稲と、農園主のマゼランさんたちの力の結晶です。
前日まで悪天候から一転、富士山も綺麗に見える絶好の稲刈り日和です。早速、農園主のマゼランさんに鎌の使い方や稲のくくり方の説明を受け作業開始!稲を一束片手でつかみ、根元に鎌をかけ手前に引くと、ザクッという音を立て気持ちいくらいあっさりと刈り取れるのです。
2時間ほど作業続けたころ、ちびっこたちの「お腹すいた」コールで昼食になりました。Kimobigの美晴さんの美しく美味しそうなお弁当に歓声があがります。野菜や果物、卵やお肉までほとんど地元のもので作られているそうです。もちろん、こんぺいとう農園の野菜も使われています。桜えび入り卵焼きにレンコンと長いもの胡桃あえ、カボチャとサツマイモの蜂蜜煮、ホウレンソウ入りの鶏肉のハンバーグ、ニンジンとインゲンの肉巻き、と丁寧に作られたおかずに、こんぺいとう農園の美穂さんの人参葉おにぎりでお腹いっぱい。そこにプジンが登場!!ちびっこたちが目を輝かせながら駆け寄っていきます。もちろん、大人も含めプジンは別腹。マゼランさんの淹れてくれたコーヒーと共に平らげ、作業に戻ります。
午後は、はざ掛けという作業を行います。洗濯竿のような鉄パイプに稲を干す、昔ながらの方法です。マゼランさんいわく、最近は機械で乾燥させることが多く、天日で干す農家は少なくなっているとか。農園の看板娘こまちちゃんも手伝ってくれます。こういった一連の作業を繰り返し、次第に鉄パイプが稲で埋まっていきました。
前回の田植えのとき同様、マゼランさんは「作業初日にたくさんの人でやると、勢いがついて助かる」と話してくれました。私たちは日暮れとともに作業終了ですが、野菜やお米は、毎日の作業のつみ重ねによって作られていることを再認識。お米一粒まで無駄にできません。苗床づくりから、田植え、収穫と一連の作業に参加させてもらい、本当に貴重な経験になりました。こんぺいとう農園の中村一家には感謝の気持ちでいっぱいです。
今回収穫したのはコシヒカリでしたが、こんぺいとう農園ではブラジル米(細長い粒のお米)も生産しています。ただ種類によって育つ早さが違うので、私たちが行った時期はまだ青々としていて収穫までにはもう少し時間かかるそうです。
こんぺいとう農園の野菜やお米は富士市のアラビカコーヒーさんでの朝市やインターネットで注文することができるので、HPで予定等チェックしてみてくださいね。
こんぺいとう農園 http://www.f-confeito.com/