先月KIMOBIGのタピオカのワークショップにご参加いただいた静岡県富士市にお住まいのブラジレイラKeikoさんのご自宅で、ピタンガが実をつけました。
ピタンガとは別名ブラジリアンチェリー、スリナムチェリーと呼ばれるカボチャのようなデコボコ感のある赤い実で、ブラジルが原産国です。ブラジル北部では「幸せ」や「浄化」の果実として知られており、ピタンガの葉をクリスマスや年末に街中に飾り、清めるそうです。

ピタンガの果実の大きさは2cm～4cmほどで、成熟した果実はイチゴのような独特な芳香があり、多汁で軟らかく濃厚な甘みと強い酸味があります。松ヤニのような不思議な味やエグ味がするものもあるようですが、収穫の仕方や完熟度により差がでるようです。小さい実ですがわりと種が大きいので果肉はやや少ない印象です。

ブラジルではとても人気の果実で、ジュースやジャムなどの加工品にも使われていますし、ブラジルを代表する自然派コスメブランドNATURAなどでもピタンガのエキスをボディオイルやシャンプーに使用したシリーズも人気です。
ピタンガのお花もかわいいし、ブラジルのフルーツは興味深いものがいっぱいですね。

ご参考：果樹図鑑「ピタンガ」
http://www.fruitia.net/zuk/pitanga.html